住まいのワンポイント の記事一覧

システムキッチンのレイアウトについて

オープン型とクローズド型

大きくわけてシステムキッチンのレイアウトにはオープン型とクローズド型があります。オープン型とは文字通りキッチンスペースが遮蔽されておらず、リビングと一体になったようなレイアウトをいいます。流行りのアイランド型キッチンもオープン型の一種とも言えます。一方クローズド型とは従来からあった一般的なレイアウトで、キッチンスペースとリビングとがはっきりと分けられたレイアウトを言います。
それぞれに一長一短があって、簡単にまとめると以下のようになります。
オープン型キッチン
■長所
・家族と顔を合わせながら料理が出来る。孤立感がない。
・リビングとキッチン、ダイニングが一体で、全体が広々とした印象となる
■短所
・キッチンの雑然としたところまで丸見え
・においや煙などがリビングにまで広がってしまう
・来客時にはなんとなく落ち着いて料理が出来ない

クローズド型キッチン
■長所
・キッチンが少々汚れてても雑然としてても、外から見えにくい
・キッチンからにおいや煙などが広がりにくい
・来客時でも自分のペースで料理が出来る
■短所
・料理する人がキッチン内で孤立した感じとなってしまう

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力の入れどころ

バスルームはご主人、キッチンは奥様

家を新築・リフォームする際、水周りの中で、男性と女性で力の入れどころが違うという話しがあります。ご主人様はバスルームにこだわりを持ち、奥様はシステムキッチンにこだわりを持つというのです。確かに私共が携わった現場でも、だいたいにおいてその傾向は見て取れました。だいたいと言うより、ほとんどそうだったと言うべきかもしれません。まれにお打合せの場で夫婦喧嘩になってしまうようなことも・・・仕事から帰ってきたご主人が、一日の疲れを癒す場所としてお風呂を重視するということも、奥様が毎日使用するキッチンをまさに自分の城として重視するということも、理にかなっているのかもしれません。
最後の最後までなかなか水周り設備が決まらないというケースは少なからずあります。最近では水周り設備も多様化し、機能も様々、デザインも様々という状況です。家造りが決まったら、夫婦一緒にショールームをまめに回るなどして、早いうちから意見を出し合い、ぶつけ合い、納得のいく選定をして頂ければと思います。

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空き巣はどこを見ているか

簡単な防犯対策。洗濯物にご注意!

空き巣は行き当たりばったりに侵入するケースは少なく、入念な下見をしたうえで防犯対策の緩そうな家に狙いをつけて入るそうです。侵入経路や逃走経路などの下見と同時に、狙いをつけた家の家族構成や生活パターンなどの情報収集が大事なのだそうです。泥棒、空き巣は何を、どこを見ているのでしょうか。彼らは「洗濯物」を見るんだそうです。
意外なところかもしれませんが、「洗濯物が夜遅くまで干したままになっている家」というのがポイントのようです。物干しが道路から丸見えになっているようなお宅は、家族構成まで把握されてしまうので、特に要注意です。なるべく洗濯物がおもてから見えないようにする、建物の裏側に物干しを作るなどの工夫をしたいところです。もっと基本的なこととして、「夜遅くまで洗濯物を干しっぱなしにしない」というのは、どなたでも簡単に出来る防犯対策でありながら、逆に言えば大変防犯上の効果が高いともいえるわけですね。

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エクステリアのお手入れについて

年に一度はエクステリアのお手入れを

エクステリアは常に雨風にさらされていますので、少なくとも年に一度はお手入れを実施して頂きたい部分です。アルミに付着した汚れは早い段階であれば簡単に取れますが、長年放っておくと腐食、シミの原因になってしまいます。
エクステリアのお手入れ方法は、中性洗剤を薄めた溶液を柔らかい布に染みこませて表面を拭くようにします。その後充分に水で洗い流し、乾いた柔らかい布でふき取って完了です。
硬い布やブラシなどでアルミの表面をこすったりすると、傷がついて腐食、シミの原因になりますのでご注意下さい。

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浴室は危険?

家庭内死亡事故の48%が浴室で起こっています

東京消防庁の調べによると、家庭内の死亡事故の48%は浴槽での溺水によるものだそうです。また、高齢者の事故原因ワースト1は転倒事故で、全体の65%にもなっています。今後ますます社会は高齢化が進み、それにともなって浴室での事故の増加も予測されますので、浴室リフォームの際には、なるべくバリアフリーの考えを取り入れることをお勧めいたします。
また、冬場暖かい部屋から裸になって寒い浴室内に入る時に、大きな温度差が心臓や脳に負担となります。なるべく浴室内は入浴前に暖めておけるように、浴室乾燥暖房機を取り付けるようにしましょう。
<浴室バリアフリーのポイント>
■出入り口の扉には樹脂パネルか強化ガラスを使う
■出入り口の段差はなるべく少なく、浴槽もまたぎ易い高さに(30センチ程度が理想)
■立ち座りのための手摺を取り付ける
■床材はなるべく滑りにくい素材のものにする
■浴室内の温度が下がり過ぎないように浴室乾燥暖房機を取り付ける

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水周りリフォームの際には配管もリフォーム

配管の老朽化にご注意を!

私共では水周りリフォームを承る際に、配管も交換出来る場合はなるべく交換することをお勧めしています。あくまで戸建住宅の場合のお話しとしてご理解下さい。マンションの場合には、配管の交換ともなるとそもそも大掛かりな工事になってしまいますので・・・
コストはそれなりに上がってしまいますが、配管を放っておくと水漏れや臭気漏れの原因となります。水周りリフォームと同時に配管を交換する場合に比べ、いつか配管だけを交換することになった時には、より高額なコストが発生してしまうことがその理由です。

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ユニットバスと在来工法

コスト重視かデザイン重視か

浴室リフォームの現場で、お施主様からしばしばユニットバス在来工法、どちらがいいですか?と尋ねられることがありますが、それぞれに一長一短があり、ご予算、ライフスタイル、間取りなど、様々な条件のもと、どちらのほうがそのお施主様に向いているのかは変わってくるものだと思います。
それぞれの長所、短所は以下のようなポイントに絞られますので、浴室をどのように造るか、という場合のご参考にして頂ければと思います。
ユニットバス
■長所
・一般に在来工法に比べローコストで、工程が短くて済む
・工場生産品のため出来上がりにムラがない
・二階への設置も比較的容易
■短所
・デザインの自由度が低い
・安っぽく見えがち

在来工法
■長所
・デザインの自由度が高い
・造りによって高級感を醸し出せる
■短所
・一般にユニットバスに比べコストが掛かり、工程も長く掛かる
・施工職人の腕によって出来上がりにムラが出る場合がある
・二階への設置は万一の漏水を考えると避けるべき
ただ、最近ではユニットバスのバリエーションも豊富になってきており、ここで挙げたポイントがすべてのケースに当てはまるわけではありません。ご自身やご家族が浴室の何を重視するか、浴室に何を求めるかという点を充分に吟味してご検討下さい。

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省エネ度を金額換算すると?

真空ガラススペーシアだと年間約21,000円もお得

ガラスの交換による省エネといっても、具体的にどのくらいの省エネ、節約が実現できるかは掴みづらいと思います。日本板硝子社による興味深いシミュレーションの結果があります。ある条件設定のもとでのシミュレーションなのですが、ざっくりとその条件を表しますと、東京地区で延床面積125.9㎡の戸建住宅において、暖房期間を11月から4月とし、冷房期間を5月から10月とし、戸内すべての窓に同一のガラスを使用した場合との条件設定でのシミュレーションです。
この条件下で単板ガラス3ミリと、複層ガラス真空ガラススペーシアSTを比較したところ、単板ガラス3ミリと比べて複層ガラスは年間約¥12,800冷暖房費がお得、真空ガラススペーシアにおいては年間約¥21,000冷暖房費がお得との結果となりました。
この数字をどう見るかは人それぞれでしょうし結露抑止、防音性、快適性などなど、挙げれば金額だけでは語れない部分も多々あろうかと思います。なにより「CO2の削減による地球温暖化の防止に貢献」といった環境への配慮という面のほうが、これからは重要なのかもしれませんね。

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結露対策には真空ガラス?複層ガラス?

結露に対してはどちらも効果はありますが・・・・・

窓の断熱化を狙っているという意味では、真空ガラス複層ガラスも同じです。ただ、やはり価格に比して効果が違います。
私共の経験則から申しますと、真空ガラススペーシアに交換して、交換前と交換後で結露の量が変わらなかったという事例はありません。真空ガラススペーシアでも、100%完全に結露を止められると保証できるわけではありませんが、少なくとも私共の施工事例の中では、明らかに目に見えて結露の量が減った、もしくはほとんど結露が無くなったという事例が大半を占めます。
一方、複層ガラスはというと、交換後明らかに目に見えて結露の量が減ったというケースが3割くらい、減るには減ったけれども期待したほど減らなかったというケースが5割くらい、あまり減らなかったというケースが2割くらいといったところです。統計を取ったわけではありませんので、感覚で割合いを示しましたが、実際このような感じです。
ちょっと難しい話しとなりますが、ガラスの断熱性能が高いほど、そのガラスにつく結露の量は少ない、結露がつきにくいということが言えます。ガラスの断熱性能は、ガラスを通じて伝わる「熱の量」で表されますが、伝わる熱の量が少ないほど断熱性能が良く、結露がつきにくいということになります。日本板硝子社の試算によると、真空ガラススペーシアは複層ガラスに比べ、ガラスを通じて伝わる熱の量が約半分くらいとの結果が出ています。だからといって短絡的に結露の量も半分かということにはなりませんが、一つの目安にはなる数値かと思います。
一般に複層ガラスは結露、断熱、防音に効果ありとされていますが、実際のところは条件によってかなりその効果の程にバラつきがあり、私共ではあまりお勧めしておりません。

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真空ガラススペーシアでブナの木25本の話し

窓ガラスを交換して地球の環境保護に貢献??

板硝子協会というガラスによる省エネを推進する団体があります。この板硝子協会では、日本板硝子真空ガラススペーシアをはじめ、旭硝子セントラル硝子などの複層断熱ガラスを総称してエコガラスと名づけています。窓ガラスをエコガラスに交換することで、地球環境に貢献できるという興味深い記事を載せていたのでご紹介したいと思います。
「ぶなの木25本植樹できますか?~環境にマイナスだと判っていても、快適に暮らすことに慣れてしまった私たちは、なかなか快適性を犠牲にする事ができません。植林や緑化活動にも参加したいとは思っていても、街を緑で一杯にするには、時間もスペースも限られ簡単にはいかないのが現実です。
しかし、植林や緑化活動ができなくても、それと同じだけの環境保護ができる方法があります。それは、あなたの家の窓ガラスをエコガラスにしていただくこと。エコガラスをお使いいただくだけで、一戸あたり25本のぶなの木を植樹したのに相当するCO2削減効果が期待出来ます。あなたの家の窓ガラスが森のかわりに地球の環境保護に貢献してくれるのです。」

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