住まいのワンポイント の記事一覧

マンションの結露対策

マンションでの結露対策は換気扇がポイント

一般にマンションは木造戸建住宅よりも気密性が高く、結露が起こりやすいと言われています。一番の原因はコンクリートです。マンションは建築後およそ10年間は水分を放出し続けます。そのうえ気密性が高く、空気が滞留しやすいため、ひいては結露も発生しやすいというわけです。マンションにおける結露防止のポイントは、不経済なことですが換気扇をまわし続けることです。とにかく空気を滞留させない、一定時間に一度空気を入替える、このことを心掛けるだけで結露の発生をぐっと減らすことが出来ます。
マンションにおける結露防止のポイントは・・・
■キッチンだけでなく、なるべくトイレ、浴室の換気扇もまわしておく
■晴れた日はクローゼット、押入れを開け放ち、中の空気を入替える
■石油ストーブ、ガスストーブ、加湿器を使用する場合には、特にこまめに空気を入替える

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マンションの防音対策

マンションでの防音対策は遮音床材が決め手

マンション特有の防音問題は、窓ガラスうんぬんよりも、床材を通じて漏れる音で階上階下ともめることが多いです。もちろん窓ガラス、サッシ、壁、天井など総合的に防音対策を施すことが出来れば万全なのですが、すぐウン百万円コースになってしまいます。簡便な防音リフォームの方法としては材の交換があげられますが、ここで材料費を出し惜しんでしまうと、せっかくリフォームしたのに期待したほどの防音効果が出ないなどということにもなりかねませんので、充分な注意が必要です。
遮音床材の選定ポイントは以下の3点です。
■床材の厚み
■吸音材がついているか
■遮音等級はLL40~50
それから施工方法にも気を配る必要があります。
■二重床の支持脚には防振ゴムがついているか
■際根太がつけられているか
■床下の防音処理は適正か
 
最低限この3点は施工業者さんに事前に確認を取るようにしましょう。

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音はどこから出入りするのか

防音対策はまず窓から

言うまでもなく建物は壁、床、天井から構成されますが、万全を期すのであれば、そのすべてに防音対策を施す必要があります。いわゆる防音室を造るということです。ただ実際に防音室を造るとなると、コスト的にはウン百万円コースとなってしまいます。
もっと手軽に出来る防音対策は、窓の防音対策です。一般に窓にはガラスがはまっていますが、実は音をもっともよく通してしまうのが、この窓ガラスなのです。ガラスメーカーのデータでは、窓ガラスを防音ガラスに替えることで、音がおよそ40%減衰するとのことです。
防音二重窓ではもう少し数値的には防音効果が高く、約50%の減衰となります。数値で書いても実際どのくらい音が小さくなったかわかりにくいですね。ピアノを例にしてみますと、窓を通して漏れてくるピアノの音が10%減衰すれば、体感的に「ああずいぶん小さくなったな」と感じるといわれています。
一般の住宅で100%完全な防音対策を施すことは不可能なことです。いかに効率よく、かつ経済的な防音対策をとるかが重要です。まずは窓の防音からお考えになってはいかがでしょうか。

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空き巣の侵入手口について

圧倒的に多いのはガラス破りです!

警視庁の調査によれば、戸建住宅では侵入手口のうち、なんと70%ガラス破りとの結果が出ています。戸建住宅においては、ピッキング対策として鍵のシリンダー交換をするよりも、まず窓ガラスの防犯化が急がれる現状が浮き彫りになってきます。
一方、集合住宅ではガラス破りが全体の34%サムターン回しピッキングといった玄関の鍵を狙う侵入手口が23%を占める結果となっておりますので、集合住宅においては窓ガラスの防犯化だけでなく、玄関の鍵も防犯対策をしっかり取る必要があります。もちろん戸建住宅でも比率は低いとはいえ、玄関の鍵対策もしっかりとっておきたいところです。

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簡単で有効な結露対策は?

結露対策はまず換気

まずはとにもかくにも結露対策は換気からです。空気を流してやることによって、窓ガラスへの結露はだいぶ防ぐことができます。せっかく暖まったお部屋の空気を入替えるのはもったいない気がしますが、全部の空気を入替えなくても良いのです。一定時間置きにサッと新しい空気を室内に入れてやって、室内外の温度差をある程度抑える感じです。それだけで充分効果はあります。結露によって窓まわりの木枠や壁クロスにカビが生えてしまったり、腐らせてしまったり、深刻なケースではカビによる喘息などの健康被害の原因にもなり得ますので、なるべく換気して結露を発生させないことを心掛けましょう。
より有効な対策は、真空ガラススペーシアや、断熱内窓インプラスなどを使って、窓ガラスの断熱化をはかることです。最も室内外の温度差が現れやすい窓ガラスを断熱化することで、温度差を小さく抑えるのです。これらの断熱化対策は窓ガラスについた結露には絶大な効果を発揮しますが、アルミサッシについた結露は止めることは出来ませんので、より万全を期すなら、窓全体を断熱サッシに交換するなどの処置が必要になってきます。

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ガラスの防音性能について

防音性能だけを比べればやはり防音ガラス

防音性能と書いてますが、このような比較の場合、遮音性能と書くほうがより正確です。ただ、当ホームページでは随所に防音という言葉を使っておりますので、分かりやすさを優先して防音性能でとおします。
単板ガラスで比べれば、当然厚みのあるガラスほどガラス自体の防音性能は高いです。3ミリよりも5ミリ、5ミリよりも6ミリと、だんだんと防音性能はあがっていきます。ただし一般的な単板ガラス用のサッシでは、せいぜい6ミリ厚のガラスまでしかはめ込むことが出来ません。従ってガラスによる防音を考えるのであれば、真空ガラススペーシア防音合せガラスソノグラスへの交換か、もしくは断熱内窓インプラスへの交換がお勧めです。複層ガラスは正直にいって、あまり防音には効果を発揮しません。
では真空ガラススペーシアと、防音合せガラスソノグラスではどちらのほうが防音性能が高いのでしょうか。結論からいえば、防音合せガラスソノグラスのほうが、こと防音性能だけを見れば優秀です。ただし真空ガラススペーシアは防音の他に、結露、断熱という別の面での効果がありますので、お客様のニーズ、お困り事の内容、ご予算などによってお選び頂くのがよろしいかと思います。
断熱内窓インプラスは、防音、結露、断熱のすべての面において高い効果を発揮しますが、窓が二重になりますので、当然風を入れるには二枚とも窓をあけなければならず、操作性の面で少々面倒なのと、見た目がやはりややゴツい印象を受けます。

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バルコニーとベランダとテラス、どう違う?

エクステリア用語では本来の意味とはちょっと違ってます

3つともエクステリアの世界でよく出てくる言葉ですが、辞書上で定義されている本来の意味と、エクステリアの中で使われる場合とで意味合いが若干違っています。本来の意味では、バルコニーとベランダも厳密に別物として扱われてますが、エクステリアの中ではほとんど同じ意味で使われており、これらは建物から突き出す形で2階以上に設置されたオープンスペースのことを指しています。
テラスとはエクステリアの世界では、主に1階のリビングなどから庭に出入りする窓に設置される屋根を指しますが、元々の意味では部屋から庭に続く「平らな床」のことを指しており、屋根といった意味合いはないようです。

バルコニー20060720-space.gifテラス
バルコニー                          テラス
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窓ガラスで省エネ

窓は熱の出入り口

省エネと一口にいっても色々な方法や考え方があります。コストをかければ、それこそ太陽光発電やエコキュートなどのオール電化や、屋根の断熱リフォームなど、相当に有益な省エネを実現することが出来ますが、もう少し手軽にできる省エネを考えてみたいと思います。
住宅の中でもっとも熱が出入りする部分とはいったいどこでしょうか。それは屋根でも壁でもなく窓なのです。
冬場でいえば、室内から外に逃げていく熱全体を100%とすると、そのおよそ50%が窓を通じて外に
逃げていきます。夏場にいたっては、住まいに入ってくる熱全体を100%とすると、そのおよそ70%が窓を通じて入ってくるものです。夏冬ともに、いかに窓ガラスの断熱対策が重要かがおわかり頂ける数値かと思います。逆にいえば、窓ガラスの断熱対策をすれば、かなりの省エネにつながるということです。
一番簡単なのは、カーテンやブラインドで窓をふさぐことですが、一日中ふさいでいるわけにもいきません。そこでお勧めなのが、窓ガラスに貼る断熱フィルムです。一口に断熱フィルムといっても色々なタイプ、グレードがありますが、断熱フィルムを窓ガラスに貼ることは、有効かつもっともお手軽な省エネ方法の一つです。
もちろん真空ガラススペーシアや、断熱内窓インプラスによる窓の断熱化も省エネにつながります。過去の実験データによれば、東京地区での年間エネルギー消費量は、単板ガラスに比べ真空ガラススペーシアであれば約40%減らすことが出来るという結果が出ています。
窓の外にオーニング(日よけテント)やシェードを取り付けて、日差しを直接カットしてしまう方法も有効です。オーニングとは、よくカフェやレストランなどの店先についている可動式のテントです。くるくるとハンドルをまわして出したり引っ込めたりしている、あれです。取り付けスペースがあるならば、こういった方法もお勧めです。省エネにつながるのはもちろんですが、見た目もオシャレですよ。

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結露はなぜ発生するのか

結露の原因は室内外の温度差

学術的なことは抜きにして、ごくごく簡単に窓ガラスにつく結露のメカニズムをご説明します。
空気中には湿気(水蒸気)が含まれていますが、暖かい空気は多くの水蒸気を含むことができ、逆に冷たい空気は少ししか含むことができません。冬場、暖房で暖められた室内の空気には多くの水蒸気が含まれています。暖かい空気が外気によって冷やされた窓ガラスに触れれば、当然触れた空気そのものの温度が下がります。そうすると温度の下がった空気は、それまで含んでいた水蒸気を含みきれなくなり、あぶれた分が窓ガラスに付着する形で現れるのです。これが結露です。
ですから外が大変寒くて、室内で暖房をガンガンたいているような日ほど、内外の温度差が大きくなって結露が現れやすいのです。外の気温が高めの日には、内外温度差もそう大きくないため、あまり結露しないというわけです。

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空き巣に狙われやすい窓とは

道路からの死角、隣家からの死角には防犯対策を!

空き巣は必ずと言ってよいほど、死角となる窓、ドアから侵入してきます。わざわざ人目につきやすい窓などから入ってくる空き巣はいないでしょう。
空き巣に狙われやすい窓、ドアの傾向を表してみると、このようになります。
■道路から見えにくいところ
■隣家の窓、ドアから位置的にずれているところ
■2階より1階
■裏側、もしくは横側に付いている
掃き出し窓のような大き目の窓(但し小さい窓も意外と狙われる)
このような窓、ドアが統計的にも空き巣によく狙われるとされています。設計上、道路や隣家からの死角となる窓、ドアがあるのは仕方がないことかと思います。
防犯対策をお考えでしたら、まず優先的にこのような場所に付いている窓、ドアを、防犯ガラスや、面格子、窓シャッターなどを使って防犯対策を講じられることをお勧めします。

自分でもできる防犯対策

お金を掛けなくてもご自分でできる防犯対策はいくらでもあります。防犯の基本は日常生活の中からということを心掛けて、今日から即実践してみて下さい。まずは基本中の基本から。
■外出時、就寝時には窓、ドアのがかかっていることを再確認する
雨戸、窓シャッターがついているなら面倒くらがらずに必ず閉めて鍵をかける
■家の外に人が乗って立てるような踏み台、ハシゴ、キャタツなどを置かない
■上述の空き巣に狙われやすい窓、ドアには補助錠をつける
■郵便物、新聞をポストに溜めない
面格子が付いている窓でも、必ず閉めてクレセント錠を掛ける
■庭木が茂って道路などから見えにくければ、剪定をして死角をなるべく無くす
ちょっとした心掛けや、クセをつけることによって空き巣被害を未然に防ぐことができます。最近では家の中で空き巣と鉢合わせになって、不幸にも命を奪われてしまうような事件も起きています。最低限、これらのどなたにでも出来る防犯対策は必ず実践してみて下さい。

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