防犯について の記事一覧

空き巣、忍び込み等の侵入窃盗は一戸建住宅で多発。侵入口の半数以上が窓から!

 

依然多い一戸建住宅の窓からの侵入窃盗

「平成26,27年の犯罪情勢」が警察庁から発表になりました。住宅における防犯対策の認知度アップ、防犯性能の高いセキュリティ商品の進化などのおかげもあり、ここ10年間、一貫して侵入窃盗の認知件数は減少の一途をたどってきました。
平成17年に比べると、認知件数にしてなんと65%も減っているというから驚きです。店舗、会社、学校、公共物、住宅などなど、数多くある建物の中で、侵入窃盗の約60%が住宅で発生しており、特に一戸建て住宅や、低層のマンション・アパートでの被害率が高いということは、いくら日本の治安がの良いと言っても、あまり安心出来ない状況です。
住宅で起きている侵入盗の手口としては、いわゆる空き巣、忍び込みが圧倒的に多く、次いで居空きが続きます。「空き巣」はお分かりになるかと思いますが、「忍び込み」、「居空き」っていったいなんでしょう。忍び込みとは就寝中に侵入されること、居空きとは在宅中に窓を開けっぱなしにしたがために、こっそり侵入されることを言います。どちらも犯人と鉢合わせする可能性があり、とても怖いですね。
住宅総数約5200万戸あるうち、一戸建て住宅はその半数以上の2860万戸を占めますので、警察庁では特に一戸建て住宅の防犯対策強化が重要、と指摘しています。一戸建て住宅の侵入口は、「窓からの侵入」が56.6%と全体の半数以上の割合を占めており、方法としては「ガラス破り」が56.1%、「無施錠・無締り」が36.6%と、この2つだけで90%を超えています。
窓ガラスを防犯性の高いものに交換すること、意識して窓の施錠をしっかりとすることの2点が、いかに一戸建て住宅の防犯対策として大事かがお分かり頂けると思います。

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音を立てない侵入手口

 

サッシ外しの手口が増えています

窓からの侵入手口としては、これまではこじ破り打ち破りなどの強引な手口から、比較的音の出ない焼き破りや三角破りなどといった方法がありました。どれも共通しているのはガラスを破壊して侵入してくるという点です。しかしここ最近、より音の出にくい侵入方法として「サッシ外し」という手口が増えてきています。詳しくは書けませんが、ガラスを壊さずにサッシ(ガラス戸)ごと外してしまうという手法です。
対策としては、サッシが持ち上がらないようにきちんと外れ止めを施すことです。普通は外れ止めが掛かっていてサッシは持ち上がらないものですが、時々この外れ止めがきちんと掛かっていない窓がありますので、室外側のガラス戸が持ち上がらないかよく確かめて下さい。もし持ち上がってしまうようでしたら、早急に外れ止めを取付けるようにしましょう。

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2階のベランダにも防犯対策を!

空き巣が狙うベランダへの足がかり

窓の防犯対策というと、1階だけの窓で充分とお考えの方が多いのですが、2階以上のベランダもとても危険をはらんでいます。格子状の柵に囲まれたベランダならば外から見通せるのでまだ良いですが、壁に囲まれたベランダはしゃがんでしまえば外部からほとんど見られることなく、じっくりと時間をかけてガラスを破ることが出来ます。これまでに泥棒・空き巣被害に会われたお客様の中で、いかに2階のベランダから侵入された例の多いことか、私共は数多くのケースを見てきました。
これを防ぐには、とにかく簡単に2階のベランダに上がれるような足がかりを置かないことです。一度ご自宅でチェックしてみて下さい。外にはしごやキャタツなどを置きっぱなしにするなど論外です。ベランダに上がれるような足がかりは絶対に置いてはいけません。スチール製物置、カーポートの屋根、あるいは雨樋ですら足がかりになってしまいます。これらの動かしようも無い足がかりが有る場合には、2階のベランダといえども、早急に窓ガラスの防犯対策が必要です。

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クレセント錠を隠した窓

トステムの内蔵型ロック「カクス」

警視庁の調べでは、空き巣の侵入手口は依然としてガラス破りがトップです。開き窓などよりも、引き違い窓が狙われるケースが圧倒的に多いのですが、その理由として指一本が入る穴さえガラスにあければ、簡単にクレセント錠を解錠出来てしまうという事があります。このほどトステムが商品化した新型の内蔵型クレセント錠「カクス」は、クレセント錠その物を見えないように隠してしまうという新発想の商品です。

カクス

カクスは外から見えないだけでなく、室内側から見てもカバーだけが見えるスッキリとした設計になっています。空き巣が侵入を諦めるまでの時間は、5分間と言われていますが、カクスはクレセントのカバーにもカギが付くタイプがあり、防犯性としては相当高いものとなっています。

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手動の窓シャッターを簡単に電動化

防犯にも有効なソムフィキット

ソムフィキットという商品があります。これはお客様が現在ご使用中の手動の窓シャッターを簡単に電動化出来るキットです。このほど弊社でも取り扱いを開始いたしました。これまでは手動の窓シャッターを電動に変えたくても、本体ごと一式を交換しなければならず、場合によっては外壁や室内壁なども一部壊す必要があったりと、大変な手間とコストが掛かったものでした。
このソムフィキットはシャッター本体はそのままに、モーターとシャフトを組み込むだけという、比較的簡単な工事で手動の窓シャッターを電動化出来る画期的な商品です。基本的に工事は室外側だけで、室内の工事はありません。
電動シャッターですので、お年寄りやお子様でもリモコン操作ひとつで窓シャッターの開閉が出来ます。また、雨降りでも窓を開けずに室内から操作出来ますし、自動ロックが掛かるためカギの掛け忘れもなく、防犯上も大変有効です。コスト的には、通常の掃き出し窓のサイズで、工事費用まで含んでだいたい13万円~14万円くらいです。

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ガラス破りが依然トップですが・・・

25%は無施錠・施錠忘れ

警視庁の統計によれば、平成20年度に発生した空き巣の侵入手口は、戸建住宅で63%、マンションで44%と、依然としてガラス破りがトップでした。その他の侵入手口としては、ピッキング、ドア錠破り・破壊、戸はずしなどもありますが、意外と多いのが無施錠・施錠忘れです。
無施錠・施錠忘れの割合はなんと戸建住宅で25%、マンションで33%という数字になっており、空き巣被害のうち3件から4件に1件は無施錠・施錠忘れが原因ということです。空き巣目的でやってきている泥棒を前にして、窓やドアにカギがかかっていないのですから、これではどうぞお入り下さいと自ら招き入れているようなものです。
家についているカギというカギはすべてかけるようにしましょう。玄関ドアは言うにおよばず、雨戸のカギやサッシに付いている小さな補助錠なども必ずかけておくクセをつければ、それだけでも空き巣被害に合う確率はグッと減るはずです。

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室内側に取り付けられる窓シャッター

業界初の室内側取付け窓シャッターです!

これまで窓シャッターといえば、室外側に取付けるものしか商品化されておりませんでした。窓シャッターを室外側に取付けるための条件として、窓回りにはひさし、雨樋、換気口など障害となるものがなく、なおかつ窓の上には高さにして30cmほどのシャッターボックススペースが必要というのが、どのメーカーにも共通な必要条件でした。窓の防犯対策を実行したくても、このような条件に引っ掛かる窓には、窓シャッター以外の例えば面格子の取り付けや、防犯合わせガラスへの入替えなどといった方法を選ばざるを得ませんでした。
19年8月に文化シャッターから発売となった「マドマスター・ルーマ」は、業界初の室内側に取付ける窓シャッターです。室内側取付けという発想によって、これまで窓シャッターが付けられなかった出窓、開き窓、あるいは勝手口ドアなどにも取り付けが可能となったのです。また、2階以上の窓の場合には、これまでは足場を組む必要がありましたが、「マドマスター・ルーマ」は室内に取り付けますので、外部足場も不要です。分譲マンションでは外部側は共用部ですが、内部側は占有部のため、管理組合への届け出なども要りません。

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焼き破りには防犯ガラスか窓シャッターで対抗

焼き破りには強化ガラスも無力です

先週、平成18年10月8日付けの新聞に横浜市磯子区、中区付近で窓ガラスの焼き破り被害が続発しているとの記事が掲載されました。まだ犯人が捕まったわけではないので憶測の域を出ないようですが、どうやら外国人窃盗団グループが付近で暗躍しているようです。最近の窃盗団グループは凶悪化の一途をたどっており、住居内で侵入盗と鉢合わせになろうものなら大変です。最悪のケースに発展してしまう例も珍しくありません。
よくお客様からガラス破りには強化ガラスでも効果があるのでは?とのご質問を頂きますが、これはまったくの誤った認識です。確かに強化ガラスは、通常のガラスに比べれば、こじ破り打ち破りには一定の効果を発揮しますが、決して万全というわけではありません。まして焼き破りに対しては、強化ガラスはほとんど意味を成しません。ガラス破りの主な手口として、こじ破り、打ち破り、焼き破りがありますが、ここ数年は焼き破りが増加傾向にあるようです。
焼き破りに対しては防犯ガラス、それも長時間火であぶらないと穴をあける事が出来ない高グレードのタイプか、そもそも火でガラスをあぶることが出来ない窓シャッターが有効です。もちろん焼き破りだけでなく、こじ破り、打ち破りにも高い効果を発揮しますので、転ばぬ先の杖として防犯ガラスや窓シャッターなどの防犯対策をぜひともご検討頂きたいものです。

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2006年ピッキング被害再燃

都心周辺部でピッキング、サムターン回しが再び増加

9月の読売新聞に掲載された記事によれば、2006年1月から8月までに東京都内で届け出のあった空き巣などの侵入盗のうち、特殊な用具を使って鍵をあけてしまうピッキングサムターン回しの被害が、昨年同期より40.5%も増加したことが警視庁のまとめでわかった、とのことです。具体的なエリアとしては杉並区、中野区、江東区、世田谷区など、狭い路地が多く、地域のパトロールが巡回にしくい地域に被害が多発しているそうです。
一頃に比べ、ピッキング防止法施行の効果か、ピッキング被害、サムターン回し被害も昨年まではかなり沈静化していたのですが、2006年に入ってまた急上昇してきた背景には、外国人窃盗団などが犯行を活発化させてきたとの見方が強まっています。物盗りだけならまだしも、在宅中、就寝中などに侵入盗と鉢合わせなどしようものなら命も取られかねません。
警視庁では、都心部の高層マンションよりも、都市周辺部の低層マンションのほうが防犯対策が甘く狙われやすいと分析しています。ピッキング被害が急増といっても、いまだ侵入手口としてはガラス破りがもっとも多いのも事実です。一戸建て住宅や低層マンションの1~2階くらいまでのお住まいでは、防犯ガラスへの交換と併せ、玄関ドアの鍵をピッキングに強いタイプに替えたり、補助錠を取り付けて防犯対策をほどこしましょう。

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CPマークとは?

建物の部品にも防犯性能基準があります

約7割の侵入盗が侵入をあきらめるとされる「5分」に耐えることを基準に、最近の侵入手口に応じた厳しい防犯性能試験を実施し、これをクリアしたドア、ガラス、錠、サッシなどの建物部品が防犯性能の高い建物部品目録として公表されています。
「防犯性能の高い建物部品目録」は平成16年10月に官民合同による会議で策定され、随時新しい製品情報を追加し最新の情報を掲載しています。
この防犯性能試験をクリアしていることを示すため、防犯性能の高い建物部品には「CPマーク」が表示されています。CPとは、防犯を意味する「Crime Prevention」の頭文字をとったものです。
もちろん日本板硝子の防犯ガラスセキュオや、旭硝子の防犯ガラスセキュレにもCPマークのステッカーが貼付されています。

CPマーク
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