防犯について の記事一覧

防犯性能の高いマンションの話し

防犯性能の高いマンションの統一基準が策定されます

マンションには「不特定多数の人が出入りする」というマンションならではの盲点、死角があります。一般にセキュリティの面では戸建住宅よりも優れていると思われていたマンションで、最近痛ましい事件や事故が多発しています。
これまでにもエントランスのオートロックなど、防犯面での設備として一般化されてきたものもありますが、最近ではさらなる対抗策として防犯カメラ防犯センサーを設置するマンションも多く出てきています。
このような流れを受けて、全国防犯協会連合会や、財団法人ベターリビングなどが、マンション防犯性能の統一基準を策定し、その基準を満たしたら「防犯優良マンション」として認定するという制度を、2007年の春からスタートさせるということです。主に新築マンションが対象となる模様ですが、防犯性能という掴みどころのなかったものが基準化されることで、入居者にとってもマンション選びの際のはっきりした判断材料が出来ることになります。
共用部の照明が50ルクス以上であること、防犯カメラの有効な監視体制が取られていることなど、内容的には相当踏み込んだものとなっています。
防犯優良マンション標準認定基準(PDFファイル)

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空き巣はどこを見ているか

簡単な防犯対策。洗濯物にご注意!

空き巣は行き当たりばったりに侵入するケースは少なく、入念な下見をしたうえで防犯対策の緩そうな家に狙いをつけて入るそうです。侵入経路や逃走経路などの下見と同時に、狙いをつけた家の家族構成や生活パターンなどの情報収集が大事なのだそうです。泥棒、空き巣は何を、どこを見ているのでしょうか。彼らは「洗濯物」を見るんだそうです。
意外なところかもしれませんが、「洗濯物が夜遅くまで干したままになっている家」というのがポイントのようです。物干しが道路から丸見えになっているようなお宅は、家族構成まで把握されてしまうので、特に要注意です。なるべく洗濯物がおもてから見えないようにする、建物の裏側に物干しを作るなどの工夫をしたいところです。もっと基本的なこととして、「夜遅くまで洗濯物を干しっぱなしにしない」というのは、どなたでも簡単に出来る防犯対策でありながら、逆に言えば大変防犯上の効果が高いともいえるわけですね。

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空き巣の侵入手口について

圧倒的に多いのはガラス破りです!

警視庁の調査によれば、戸建住宅では侵入手口のうち、なんと70%ガラス破りとの結果が出ています。戸建住宅においては、ピッキング対策として鍵のシリンダー交換をするよりも、まず窓ガラスの防犯化が急がれる現状が浮き彫りになってきます。
一方、集合住宅ではガラス破りが全体の34%サムターン回しピッキングといった玄関の鍵を狙う侵入手口が23%を占める結果となっておりますので、集合住宅においては窓ガラスの防犯化だけでなく、玄関の鍵も防犯対策をしっかり取る必要があります。もちろん戸建住宅でも比率は低いとはいえ、玄関の鍵対策もしっかりとっておきたいところです。

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空き巣に狙われやすい窓とは

道路からの死角、隣家からの死角には防犯対策を!

空き巣は必ずと言ってよいほど、死角となる窓、ドアから侵入してきます。わざわざ人目につきやすい窓などから入ってくる空き巣はいないでしょう。
空き巣に狙われやすい窓、ドアの傾向を表してみると、このようになります。
■道路から見えにくいところ
■隣家の窓、ドアから位置的にずれているところ
■2階より1階
■裏側、もしくは横側に付いている
掃き出し窓のような大き目の窓(但し小さい窓も意外と狙われる)
このような窓、ドアが統計的にも空き巣によく狙われるとされています。設計上、道路や隣家からの死角となる窓、ドアがあるのは仕方がないことかと思います。
防犯対策をお考えでしたら、まず優先的にこのような場所に付いている窓、ドアを、防犯ガラスや、面格子、窓シャッターなどを使って防犯対策を講じられることをお勧めします。

自分でもできる防犯対策

お金を掛けなくてもご自分でできる防犯対策はいくらでもあります。防犯の基本は日常生活の中からということを心掛けて、今日から即実践してみて下さい。まずは基本中の基本から。
■外出時、就寝時には窓、ドアのがかかっていることを再確認する
雨戸、窓シャッターがついているなら面倒くらがらずに必ず閉めて鍵をかける
■家の外に人が乗って立てるような踏み台、ハシゴ、キャタツなどを置かない
■上述の空き巣に狙われやすい窓、ドアには補助錠をつける
■郵便物、新聞をポストに溜めない
面格子が付いている窓でも、必ず閉めてクレセント錠を掛ける
■庭木が茂って道路などから見えにくければ、剪定をして死角をなるべく無くす
ちょっとした心掛けや、クセをつけることによって空き巣被害を未然に防ぐことができます。最近では家の中で空き巣と鉢合わせになって、不幸にも命を奪われてしまうような事件も起きています。最低限、これらのどなたにでも出来る防犯対策は必ず実践してみて下さい。

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網入りガラス、強化ガラスは防犯に有効か

網入りガラス、強化ガラスは防犯対策にはなりません!

網入りガラスを防犯用ガラスと思ってらっしゃるお客様は多いです。これは大きな間違いです。
そもそもなぜ網入りガラスなるものがあるのでしょう。これは建築基準法と関係があります。防火地域や準防火地域内の建物にある窓、ドアのうち、道路中心線、隣地境界線から一定距離以内にある(詳しくは省略しますが)窓、ドアには網入りガラスを使用することと法で定められているのです。
これは万一火災が発生した時に、ガラスが溶けて脱落し、窓を通して延焼を起こしてしまうことを防ぐ目的があります。ガラスに網が入っていれば一定時間ガラスの脱落、飛散を防ぎ、ひいては延焼を防ぐことができるというわけです。
網入りガラスの網にはこのような意味はあっても、防犯性は何ら考慮されていません。道具を使えば他のガラスと同じように簡単に穴をあけることが出来てしまいますので、誤解の無きようお願いいたします。
また、強化ガラスも防犯対策に有効であると誤解されがちなガラスです。確かに強化ガラスは硬いのです。硬いということは壊れにくいのです。ところが壊れ「にくい」というだけであって、実際にはある道具を使って、ある方法を取れば非常に容易に粉々に壊すことができるのです。ただし強化ガラスは割れる瞬間に大きい音がしますので、周囲に気付かれやすいということはありますが・・・
結論としては、「網入りガラス、強化ガラスは防犯対策にはなりません。」
ガラスで防犯対策するならば、やはり防犯ガラスに勝るものはないでしょう。

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面格子は万全か

過信は禁物!面格子は万全の防犯対策ではありません。

面格子は比較的手軽な費用で出来る窓の防犯対策です。一般的によく見かける縦格子状の面格子は、バールなどでこじれば簡単に壊せてしまうため、過信は禁物です。費用はあがっても、より高い防犯効果をお求めでしたら、最低でもアルミ製ヒシクロスか井桁型の面格子がお勧めです。堅牢なステンレス製、鋳物アイアンでしたら、より安心です。
よく面格子が付いているからといって、ちょっとご近所に買い物に出かけたりする際に、クレセント錠をかけずに窓を開けっぱなしにしていくお方がいらっしゃいますが、あれは絶対にいけません。わずかの時間でも、家を離れる際には、必ずすべての窓、ドアなど施錠するよう心がけて下さい。雨戸や窓シャッターがついている窓の場合には、面倒がらずになるべく閉めて施錠して下さい。

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