先進的窓リノベの補助金が2025年度も継続される事が決まりました。断熱性能に優れた・ドアの設置に対して、一戸あたりの補助金上限額が最大200万円、工事代のおよそ半分程度を補助金でまかなえるという、2024年度とほぼ同様同等の大変大型の補助金となっております。補助金対象の工事内容もほぼ2024と変わらず、ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法)、外窓交換(はつり工法)となっており、上記の窓の改修と同一契約内で改修する場合に限り、玄関ドアなど断熱性能の高いドアに交換する工事も補助対象となります。
今回の制度目的としては、「既存住宅の早期の省エネ化を図り、エネルギー費用負担の軽減及び住まいの快適性の向上と、2030年度の家庭部門からのCO2排出量66%削減、「ウェルビーイング/高い生活の質」の実現に貢献するとともに、先進的な断熱窓の導入加速により、価格低減を促進することで関連産業の競争力強化・経済成長を実現し、くらし関連分野のGXを加速させることを目的とする。」とされていますが、もっと簡単に言うならば、CO2排出量を抑えて地球環境の保護に繋げる事ための取り組みという事です。
ただ、2023、2024に比べて今度の2025年度先進的窓リノベでは、内窓設置工事の補助率が下がってしまい、また極小サイズが対象外になるなど、対象範囲も狭められてしまいました。この点はリクシルのインプラス、YKKのプラマードUをご検討のお客様には残念なニュースです。
さて、2024年の年末も差し迫った12月の最終営業日に、横浜市のK様邸でリクシルの内窓インプラス設置工事を実施させて頂きました。補助金のSグレードを狙って、断熱性能の高いLowE複層ガラス入りとし、全部で7箇所の窓に設置致しました。
施工箇所数が多かったこと、面積が小さい窓が少なかったことなどが要因となって、今回K様の補助金はお見積金額に対して、およそ45%とほぼ工事代金の半分を補助金でまかなう事が出来ました。
工事後の感想をお聞きしますと、以前とは室内の暖かさがまったく違うことがはっきり体感できます、とお喜び頂けました。また、以前は窓ガラスに付く結露にも悩まされていたのが、ほとんど結露が出なくなって朝の窓拭きの必要が無くなったとも仰って頂けました。
このように素晴らしい断熱効果を発揮する内窓工事を、国の助成金制度をうまく活用して実施出来るこの時期は本当に大きなチャンスです。3ヵ年計画で実施されているこの国の助成金制度も2025年度が最終年となっており、次年度が最後のチャンスとなります。この機を逃さずに窓の断熱リフォームをぜひご検討下さい。