渋谷区のマンションにお住まいのST様邸では、先進的窓リノベの補助金を利用して内窓インプラス工事を実施しました。今回の環境省の補助金はとにかく予算規模が大きく、なんと1000憶円という巨額の予算が付きました。このことによって、内窓インプラス工事や、真空ガラススペーシア交換工事などは、お見積金額の50%相当、場合によっては60%~70%相当の補助金が降りるという、お施主様にとっては大変お得でメリットの大きい補助金制度となっております。
もちろん補助金が得られることもお施主様にとっては大きなメリットではありますが、内窓を取付けることによって、お住まいの中の快適性が大幅に改善されるという点が、本質的にはお施主様にとっての最も大きなメリットと言えるでしょう。
内窓インプラスを取付けることによるメリットは語りつくされている感がありますが、改めて整理してみたいと思います。
まず、なんといっても窓の断熱性の向上です。二重窓であるところの内窓インプラスは、既設窓のすぐ内側に取り付けることで、既存窓に封をする恰好となり、断熱性を向上させます。結果的に冷暖房の効率がアップし、暖房や冷房のランニングコストを減らすことができます。
内窓インプラスは室内の防湿にも効果があります。外部からの湿気を遮断することで、室内の湿度を安定させる役割も果たします。日本のような湿度の高いところでは、特に高湿度の季節では、内窓の防湿効果によってカビや結露の発生を軽減できます。
また、防音面でも大きな効果を発揮します。既存窓と内窓インプラスの間に大きな体積の空気層を封じ込めることで、外から入ってくる騒音も、また室内から外に出ていく騒音も遮断されます。車の走行音、商店街の喧噪のような音には特に効果が高く、室内の静寂さを保つことができます。