窓ガラス・サッシの台風への備えはシャッターや雨戸だけではありません。強化ガラス入りの内窓設置という選択肢もあり。

リフォーム前
TG様邸内窓インプラス強化ガラスアフター

リフォーム後
ここ2ヵ月くらいの間、窓に取付けるシャッター、雨戸に関するお問い合わせが急に増えてきています。

皆様、去年、一昨年の台風で感じた怖い記憶が脳裏に残っているのですね。きたる台風シーズンに備えて、飛来物から窓ガラスを守るために、シャッターなどの遮蔽物を設置したいと考えるお客様が多いです。

1階に設置されている窓、2階でもベランダに面した窓は、比較的容易にシャッター、雨戸などを取付けることが出来ますが、2階の腰高窓など、ベランダに面していない窓にシャッターなどを取付ける場合は、足場が必要となりますので、その分の費用が余計に掛かることとなります。中には足場無しでハシゴを壁に架けるだけでシャッターを取付けてしまったり、室内側から施工してしまう業者さんも居るようですが、サッシに対してきちんと水平垂直にシャッターが取付けられるのか、雨漏りなどがしないように、しっかりとシャッター枠まわり、ネジ穴などにシーリング処置が出来るのかといった、施工の精度の面で疑問が残りますし、作業員の安全面においても問題があると思います。

こうした理由から、弊社では2階の腰高窓にシャッターなどを取付ける場合には、コストが掛かるとしても、やはり足場を架設させて頂くようにお施主様にお願いをしています。ただ、足場の費用うんぬん以前に、敷地が狭かったり、お隣りさんとの関係など、色々な理由で足場を架けられない、架けにくいという現場もあったりします。このような場合には、リクシルのインプラスYKKのプラ
マードUといった、いわゆる内窓に強化ガラスを入れて室内側に取付けるリフォームをご提案させて頂く事があります。内窓設置案ですと、工事は室内側だけで完結しますので、当然足場を架けずに済みます。

強化ガラスは通常の板ガラスに比べ、表面強度・耐風圧強度が4倍もあるとても頑丈なガラスです。内窓にこの強化ガラスを入れて設置する場合、万一台風の時に飛来物が窓にぶつかっても、外側の既存窓ガラスは壊れてしまう可能性がありますが、が飛来物の、あるいは壊れてしまった外の窓ガラスが部屋内に飛散することを、室内側の強化ガラスが食い止めてくれます。その上、断熱性や防音性はシャッターや雨戸よりも、内窓のほうが数段優れていますので、従前より夏はエアコンがよく効いて涼しく、逆に冬は暖かなお部屋となりますし、外の騒音もシャットアウトしてくれます。

なによりコスト面も内窓のほうがお安く、腰高窓サイズにシャッターを取付ける場合は、製品代・工事費・運搬費など込み込みでだいたい12万円くらいが相場ですが、内窓+強化ガラスの場合には、10万円を切るぐらいの費用で設置が可能です。

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