防音二重窓インプラスについて の記事一覧

Q. 防音二重窓はなぜ樹脂製なんですか?


 防音二重窓と呼ばれるサッシは、ほぼ例外なく樹脂で出来ております。これには大きく2つの理由があります。

防音二重窓と一口に言ってはおりますが、防音以外にも二重窓は遮熱・断熱・対結露といった面でも大変大きな効果を発揮します。この窓の断熱という事を考えた時に、アルミなどの金属よりも熱の伝わりにくい樹脂のほうが、外部の冷気が室内に伝わりにくく、遮熱断念の面でより高い効果を得られるのです。また、熱伝導率が低い樹脂のほうが、窓フレームに付着する結露を抑えることが出来ます。窓まわりの結露は、室内外の表面温度の差が大きいほど発生しやすいため、内外の温度差が小さい樹脂製のほうが防露の面でも適しているというわけです。

もう一つの理由として、アルミなどの金属性サッシに比べ、樹脂製のほうが柔らかく、ある程度反らせたりシナらせたり出来るため、既存窓枠隙間なくピッタリとフィットさせることが出来ます。既存窓に多少歪み、曲がり、垂れなどがあったとしても樹脂製ならばある程度までは吸収させることが可能です。隙間なく付けられるということは、すなわち防音、断熱両方の面でより高い効果が得られるということです。金属性のサッシではこうは行かず、四隅が完全に直角に出来ている既存窓にしか取り付けることが出来ません。

これらの大きな2つの理由によって、防音二重窓は樹脂で作られているのです。
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Q. 防音二重窓はどのような音にも効果がありますか?


 窓ガラスを防音合せガラスに交換したり、あるいは防音二重窓を取り付けたりといった防音対策は、中音~高音域の騒音には大変有効です。車の走行音、公園や学校などから聞こえてくる喧騒音のような中音~高音域の騒音は、空気伝播によって窓から侵入してきますので、窓の遮音・防音対策をはかることによって相当軽減されます。

一方、ダンプカーやバイクから発せられる重低音は、空気伝播だけでなく、振動によって壁、天井、床など躯体から侵入してくる音のため、いかに窓の遮音・防音対策をはかったとしても、なかなか完全には遮音しきれません。
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Q. 防音二重窓と防音合せガラスってどちらが効果が高い?


 窓の防音対策には、大きく二つの方法があります。一つ目は今お使いのアルミサッシのガラスを防音合せガラスに取り替えるという方法です。これは単純にガラスを防音性能の高いタイプに交換するという方法ですので、アルミサッシは元々の物をそのままお使い頂くようになります。もう一つの方法は、防音二重窓を設置するという方法です。室内側の木枠に防音二重窓を取り付け、この二重窓に、防音合せガラスや複層ペアガラスをはめ込んで、防音性能を向上させるというものです。基本的に今お使いのアルミサッシ、ガラスに手を加えることはありません。ではどちらの方法がより防音効果が高いのでしょうか?

やはり空気層を大きく取れる後者の防音二重窓の設置という方法のほうが、防音性能が高いと言えると思います。前者の方法では今お使いのアルミサッシの基本性能が大きく関わってきます。隙間なくピシッと付いているサッシであれば、防音合せガラスへ入れ替えるだけで相当性能は向上しますが、建て付けが狂ってしまっていたり、気密ゴムが切れたり脱落しているような隙間だらけのサッシでは、いくらガラスを防音性能の高いタイプに取り替えたとしても、隙間から音が出入りしてしまいます。

一方、後者の防音二重窓の取付けでは、今お使いの窓をスッポリ覆うように二重窓を付けますので、今お使いのサッシの状態にはあまり影響を受けません。コストの面では防音二重窓の設置のほうが30%~40%ほど高くはなりますが、防音以外にも断熱性、耐結露性なども大きく向上するというメリットもあります。
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Q. 防音二重窓ってどこに付けるのですか?


 防音二重窓を取付けるに当って、今使用中のアルミサッシを取り替えるのですか?とか、外壁に取り付けるのですか?といったご質問をよく頂きます。今ご使用中のアルミサッシに関しては、基本的には何もせずそのままの状態で、防音二重窓を取り付けます。

ではどこに取り付けるのかと言いますと、アルミサッシ室内側の周りにたいがい奥行き5cm~10cmくらいの木枠がグルっと取付けられていると思いますが、その木枠に取付けるのです。木枠の奥行きが足りない場合には「ふかし枠」という補助枠を付けてから、防音内窓を取り付けます。
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Q. 防音二重窓は本当に効果があるのですか?


 こちらもよくお客様から頂くご質問です。なにぶん音に関することですので、言葉で表現するのは大変難しく、お客様もなかなかイメージが掴みにくいようです。確かに言えることは、防音二重窓を設置することで効果が出ない、以前とあまり音の聞こえ方が変わらないということは、まず無いと思って頂いて良いということです。もちろん周辺環境によって効果の現れ方には差がありますが、確実に効果は現れます。

また、防音二重窓にはめ込むガラスの種類によっても効果の現れ方には違いが出ます。幹線道路沿いなどの車の騒音を例にしますと、防音二重窓に通常の透明ガラスをはめ込んだ場合には、だいぶ静かになりますがやはりかん高いバイクの走り去る音などは少し残ります。

一方、防音二重窓に防音用合わせガラスをはめ込んだ場合には、シーンとした水を打ったような感じになります。コストは後者のほうが高くなります。
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