夏になると毎年数多くの網戸交換のご相談を頂きます。特に去年から今年にかけては、コロナ禍の影響があって、とにかく「換気」がキーワードになってきたので、網が破けたり、穴があいたり、糸が切れたりと、これまで放っぽらかしになっていた網戸を直そうというお客様が増えているようです。
不二サッシがかつて販売していたプリーツ網戸という蛇腹式(折り畳み式、アコーディオン式とも呼ばれたりします)の網戸は、現在ではもう販売されていなくて、同じ商品では修理、交換、取替が出来なくなっています。不二サッシのプリーツ網戸が壊れたのでなんとかしたいという方が多いのですが、こうなりますともう同等品の他社製品で代替えするしか方法がありません。 私共ではセイキというメーカーの網戸をお勧めしております。セイキはプリーツ系網戸やロール系網戸など網戸に特化したリーディングカンパニーで、リクシルやYKKといったサッシメーカーに比べれば、その知名度はあまり高くありませんが、製品の信頼性は高いです。 不二サッシのプリーツ網戸は、多くの場合今回添付した画像のようにサッシと網戸枠が一体となっていて、サッシ際に溝が付いててその溝内を網戸が走る恰好になっている事が多いですが、これらは不二サッシ独特の機構です。 セイキなど他社製品の網戸に置き換える場合は、この溝部には網戸枠をハメ込み出来ませんので、4~5センチほど室内寄りにずらした位置に新しい網戸枠を取付けます。添付の画像をよくご覧頂きますと、施工前の画像よりも施工後の画像のほうが網戸が走る位置が少しだけ室内寄りにずれて、白い木枠付近に付けられている様子がお判り頂けるかと思います。 また、不二サッシのプリーツ網戸の多くは、網の左右が固定されておらず、左右に自由に動かせるようになっていますが、これも不二サッシ独特の形式で、窓を開けた分だけ網で塞げるようになっているのですが、セイキのアコーディオン型の網戸は、窓が全開した状態であっても、例えばほんの10センチだけあいてる状態であったとしても、窓全体(硝子戸2枚分)を網で覆う様な恰好となります。 ただ、セイキのアルマーデフリーもとてもよく出来た商品です。不二サッシと同様にプリーツネットを採用したこの網戸は、バリアフリー設計の下レールは3ミリ高ととても薄くなっていて、掃除も楽ですし、もちろん踏ん付けても痛くありません。プリーツネットはたたんで収納されますので、窓が閉まっている時には網が目に入らず、見た目にも邪魔になりません。 セイキのアルマーデフリーは、網本体を脱着出来るようになっていて、これは不二サッシプリーツ網戸にはない特長です。縦枠にあるラッチを解除することで簡単に網戸本体部分を取り外すことができるようになったので、シーズンオフに仕舞っておくことも可能ですし、将来的に網が破れて交換となった場合でも、総交換ではなく網戸本体部分(網と縦桟)だけを交換することが出来ます。 |
網戸 の記事一覧
不二サッシのプリーツ網戸がグチャっ!と壊れたのでセイキの網戸に交換(江東区S様邸)
タワーマンションの片引きFIX窓にプリーツ網戸を新設。セイキのアコーディオン網戸・アルマーデフリー2を使用しました。 (さいたま市Y様邸)
施工事例>目隠しルーバー取り付けリフォーム
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横引き収納プリーツ網戸リフォーム リフォーム総費用¥63,441
渋谷区mr様邸
■■使用製品■■
セイキ 横引き収納プリーツ網戸 アルマーデⅡ
渋谷区のmr様邸の開きドアには、もともとロールアップ網戸が付いていました。ロールアップ網戸とは網が上下にスライドして開閉するタイプの網戸ですが、レールから網が外れてブラブラの状態でした。最近のロール網戸ではだいぶ改良が加えられていますが、かつてのロール網戸は網が外れるというトラブルが大変多かったです。
横引き式のプリーツ網戸はロール網戸に比べて網の外れなどのトラブルも少なく、開閉感も軽いため、特に玄関ドアなどにはお勧めの商品です。セイキの最新の網戸は、横引きプリーツ網戸も、ロール網戸も、網の張替えが出来ますので、万一網が外れたり、破けたりしても最小限のコストで済ませる事が出来ます。




