防音について の記事一覧

二重内窓は断熱だけでなく防音性にも効果大!

 

スペースがなくても納まるエコ内窓「Lite U」

YKKapより省スペース型のエコ内窓、Lite U(ライトユー)が新発売となりました。これまでのプラマードUでは(トステムのインプラスでも同様ですが。)内窓の取付けスペースとして奥行7センチのスペースが必要でしたが、このスペースが不足している窓も多く、その場合ふかし枠といって窓枠のスペース不足を補う部材が別途必要でした。
エコ内窓「Lite U」では、「断熱性能」に特化したシンプルな構造にすることで、枠奥行き(見込み)寸法を40mmとスリムな厚さに仕上げ、その事によってふかし枠なしでそのまま取付けられる窓が増えることとなります。費用の面でもとても経済的です。断熱、結露対策としてはもちろんですが、はめ込むガラスによってはかなりの防音性も期待出来ますので、これまで取り付けられない、ふかし枠が必要だった、という窓にもLite Uの取付けをぜひご検討下さい。

Lite Uはたったの奥行40ミリで取付可能
YKK断熱防音エコ内窓ライトユー

 

従来のプラマードUでは奥行70ミリ必要
YKK断熱防音エコ内窓プラマードU
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電車の音とトラックの音

 

二重内窓は幅広い音域に遮音・防音性能を発揮します

一般的に、トラックから発せられる騒音の音域は狭く(低音~中音域)、電車の騒音は広い(低音~高音域)とされていますが、まどまどやプラストサッシ、インプラスなどの二重内窓は音域全般に高い遮音性を示しますので、どちらの音にも高い効果を発揮します。
また、既存のアルミサッシ窓と二重内窓との間の空気層を、広く取れば取るほど、特に低音域の遮音性改善に効果があります。ただし、地面や床、天井、壁などを伝わってくる振動音については、いかに窓の防音対策を施したとしても限界があり、すべてを防ぎきれるものではありません。

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窓ガラスや壁に貼る防音シート

 

すき間なくシートを貼るのが遮音・防音のポイントです

窓の遮音・防音対策として、二重内窓や防音合せガラス交換以外にポピュラーなのが防音カーテンです。防音カーテンよりも効果が高い対策として、防音シートという物がありますが、最近防音シートについてご質問を頂く事が多くなってきました。残念なことに私共ではこの防音シートを取り扱っていませんので、正確なお答えをする事が出来ませんが、色々調べてみたところ防音カーテンよりはだいぶ効果が高い事がわかってきました。
住居に出入りする音は、窓だけでなく壁や天井、床からも侵入してきますので、どこから音が侵入してきているのかを特定し、ピンポイントでシートをすき間なく貼れば、かなりの効果を発揮するようです。この「すき間なく」というところがポイントで、わずかなすき間でも音は容赦なく侵入してきますので、防音シートを貼る際にはサッシのすき間などに防音テープで目張りをしてからシートを貼ると効果的ということです。ただ、やはり二重内窓インプラスやプラマードU、あるいは防音合わせガラスソノグラス、ラミシャットなどによる対策のほうが効果が高い事はいうまでもありません。

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ドラムの音は消せるのか!?

空気を伝う音と、固体を伝う音

先日お受けしたご相談は大変難しいものでした。「マンションの部屋でドラムを練習したいのだが、防音室など作る予算はない。窓の防音工事をすれば大丈夫か?」というご相談内容でした。何をもって大丈夫か?とするかにもよりますが、常識的に考えて「難しいです。というより無理と申し上げたほうがよろしいかと・・・」といった主旨のお返事をさせて頂きました。
”楽器と防音”の項でも述べましたが、音の伝わり方は、空気伝播固体伝播と大きく2つに分けられます。音の出入りが激しい「窓」というものに防音遮音対策工事を施せば、その窓から出入りする空気伝播音はかなり軽減されます。ただし、いくら窓の防音対策を講じたからといって、壁や天井や床を伝わる音はまったく軽減されません。
ドラムの件をご相談頂いた方の事例は、まさしくこれに当り、ドラムという楽器は建物のコンクリートを伝ってお隣、上下、斜め方向のお宅にまで音が侵入していきます。それでも「どうにかならんか。なんとかして欲しい。アイデアを出してくれ。」と仰られるので、まずは窓の防音工事をお引き受けさせて頂きました。それから、私共では責任をもった施工が出来ませんのでDIYで、自己責任でお願いします、・・・との前置きをさせて頂いた上で、一般の方にでも出来そうな簡易的な防音工事のアドバイスをさせて頂きました。
平たく言いますと、市販の吸音材を壁、天井に両面テープですき間なく貼り付け、床にも吸音材を敷き詰め、ドラムの下には防振ゴムを敷く、というものです。さっそくこのお客様は、ホームセンターや通販で材料を仕入れ、トライなさったようです。後日メールでその後のご様子をお知らせ頂く機会がありましたが、なんと「かなり調子がいい。まったく問題ないです。」と書かれておりました・・・・・

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防音カーテンの効果のほどは?・・・

ただの布切れにしか見えない防音カーテン。本当に効果はあるのか!?

防音カーテンは空気伝播音の遮音を目的とするカーテンで、通常のカーテンに比べ厚手に作られており、高い吸音効果を発揮するという物です。ただの布切れにしか見えないといっても、そこはやはり防音に特化して作られた製品ですから、すき間なく適正に施工された防音カーテンであれば、一定の防音効果は得られます。特にキーン!というような高音域はよく遮音すると言われています。
ただ、実際の生活騒音は、高周波の音よりも中音域の音のほうが圧倒的に多いのも事実です。この事からも、防音カーテンの防音・遮音性能には限界があると言わざるをえません。また、「防音二重窓、二重サッシなみに効果があります。」と表示している防音カーテンのメーカーも有りますが、完全密閉型の二重サッシと同等性能というのは、誇大な表現と言わざるをえません。やはり防音・遮音性能ではデータ的に見ても、トステムのインプラスなどの二重窓・二重サッシのほうがハイレベルです。
防音カーテンは一定レベルでの効果はもちろんありますが、過大な期待は禁物だと思います。施工時に防音カーテンと壁とのすき間に気をつけるのはもちろんの事、そもそも元々付いている外側のサッシにもすき間がないか、充分な確認が必要です。もしすき間があれば、サッシの建て付け調整をしっかりとしてから、防音カーテンの施工を実施するようにしましょう。

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楽器と防音

窓の防音対策で楽器の音は消せるか

ご自宅で楽器を弾かれる方から、窓の防音工事をご依頼頂くケースが増えてきています。ピアノ、ギターをはじめ、バイオリン、チェロ、サックス、トランペットなど、本当に色々なケースに遭遇してまいりました。近隣との騒音問題でもめるケースが多い昨今ですので、お部屋の中に防音室、防音ルームを作れればそれに越したことは無いのですが、いかんせんコストが掛かりますし、スペースを取られてしまいます。そこで音の入出量が多い「窓」というものを二重窓で塞ぐことにより、防音室の設置に比べて、よりローコストで必要充分な防音・遮音対策を取ろうと考える方が少なからずいらっしゃいます。
これらの楽器の音は、窓の防音二重化対策ぐらいで本当に消せるのでしょうか。これまでの私共の経験から申し上げられますのは、「防音合わせガラスをはめ込んだ防音二重窓」、この組み合わせが最も効果が高いです。上述の楽器の音などは本当によく消えます。二重窓の設置後に、窓の外に出て聞き比べてみると、音が微かに聞こえるという程度にまで遮音されているのがよく判ります。ただし、例えばマンションなどで、上下階、両隣に床や壁を通じて伝わってしまう音は、いかに窓を塞いだところで防げません。また、ドラムスや太鼓のように振動で伝わる重低音は、やはり床・壁を伝ってしまうので、窓の防音対策をしてもあまり有効ではありません。

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防音と遮音と吸音

遮音と吸音は真逆の概念

住まいの防音に関してよく出てくる言葉に、「遮音」「吸音」があります。この二つは実際には真反対の考え方、概念です。
簡単に要約していえば、
■遮音とは出来る限り音を反射させて、自室内の音の出入りを防ぐという考え方。
■吸音とは出来る限り音を通り抜けさせて、自室内へ音が返ってこないようにするという考え方。
ですので、考え方としては真逆です。
したがって吸音の考え方においては、隣接住居や外部にどう音が漏れようが、その部分はお構いなし、考慮外なのです。
遮音対策では比較的固い素材、石膏ボードや遮音シートなどが使用され、吸音対策では比較的柔らかい素材、グラスウールやスポンジ状素材などが使用されます。
一般的にこれら遮音と吸音の考え方を合わせて、防音と表現することが多いです。

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防音二重窓でサッシを二重化

空気層の厚みがポイントです!

室内外の音の行き来を止めるのは、窓やドアなど開口部の防音対策、遮音対策が基本です。なぜなら音は壁よりも開口部のほうが通りやすいからです。既存サッシにはまっているガラスを交換するのも手ですが、より防音効果が高いのは防音二重窓を設置するという方法です。
この時ポイントになるのが既存サッシと新たに付ける二重窓との距離です。両者の間に出来る空気層の厚みは出来る限り厚いほうが、防音性はもちろん断熱性も高まります。空気層の厚みは12cm以上が理想と言われていますが、出窓などは二重窓を設置することで空気層の厚みを30cmぐらい取ることが出来ますので、通常の窓に比べ防音・遮音効果が高くなります。既存サッシの気密性をしっかりと保つことも大事ですので、もしも既存サッシの建て付けが狂っているような場合には、調整して直しておくようにしましょう。

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遮音しにくい音域

窓の防音だけでは消えない重低音

窓ガラスを防音合せガラスに交換したり、あるいは防音二重窓を取り付けたりといった防音対策は、中音~高音域の騒音には大変有効です。車の走行音、公園や学校などから聞こえてくる喧騒音のような中音~高音域の騒音は、空気伝播によって窓から侵入してきますので、窓の遮音・防音対策をはかることによって相当軽減されます。一方、ダンプカーやバイクから発せられる重低音は、空気伝播だけでなく、振動によって壁、天井、床など躯体から侵入してくる音のため、いかに窓の遮音・防音対策をはかったとしても、なかなか完全には遮音しきれません。

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誰にでも出来る窓の防音対策

発砲スチロール板を使います

室外から窓ガラスを通って入ってくる騒音で夜も眠れないなどという場合には、やはり窓そのものに防音対策が必要です。一番良いのは防音二重窓などで窓の防音化を図ることですが、コストを掛けずに誰にでも出来る簡易的な防音方法があります。
ホームセンターで売っている発砲スチロール板を使います。厚みは3cmくらいは欲しいところです。これを窓まわりの木枠の大きさピッタリにカットしてはめ込んでしまうのです。これだけの事でだいぶ音の出入りは違ってきます。当然光は入ってきませんし、風も通りませんので、年がら年中はめ込みっぱなしというわけにもいかないでしょう。夜寝る時だけとか、車・電車などの往来が激しい時だけなど、状況に応じて使い分けて下さい。
ただし、網入りガラスの窓には充分な注意が必要です。発砲スチロールをはめ込んだ状態のまま、太陽光線が網入りガラスに当りますと、自然とガラスが熱割れしてしまう恐れがあります。網入りガラスの場合には、日中は発砲スチロールを取り外しておくようにしましょう。

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