防音について の記事一覧

マンションの防音対策

マンションでの防音対策は遮音床材が決め手

マンション特有の防音問題は、窓ガラスうんぬんよりも、床材を通じて漏れる音で階上階下ともめることが多いです。もちろん窓ガラス、サッシ、壁、天井など総合的に防音対策を施すことが出来れば万全なのですが、すぐウン百万円コースになってしまいます。簡便な防音リフォームの方法としては材の交換があげられますが、ここで材料費を出し惜しんでしまうと、せっかくリフォームしたのに期待したほどの防音効果が出ないなどということにもなりかねませんので、充分な注意が必要です。
遮音床材の選定ポイントは以下の3点です。
■床材の厚み
■吸音材がついているか
■遮音等級はLL40~50
それから施工方法にも気を配る必要があります。
■二重床の支持脚には防振ゴムがついているか
■際根太がつけられているか
■床下の防音処理は適正か
 
最低限この3点は施工業者さんに事前に確認を取るようにしましょう。

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音はどこから出入りするのか

防音対策はまず窓から

言うまでもなく建物は壁、床、天井から構成されますが、万全を期すのであれば、そのすべてに防音対策を施す必要があります。いわゆる防音室を造るということです。ただ実際に防音室を造るとなると、コスト的にはウン百万円コースとなってしまいます。
もっと手軽に出来る防音対策は、窓の防音対策です。一般に窓にはガラスがはまっていますが、実は音をもっともよく通してしまうのが、この窓ガラスなのです。ガラスメーカーのデータでは、窓ガラスを防音ガラスに替えることで、音がおよそ40%減衰するとのことです。
防音二重窓ではもう少し数値的には防音効果が高く、約50%の減衰となります。数値で書いても実際どのくらい音が小さくなったかわかりにくいですね。ピアノを例にしてみますと、窓を通して漏れてくるピアノの音が10%減衰すれば、体感的に「ああずいぶん小さくなったな」と感じるといわれています。
一般の住宅で100%完全な防音対策を施すことは不可能なことです。いかに効率よく、かつ経済的な防音対策をとるかが重要です。まずは窓の防音からお考えになってはいかがでしょうか。

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ガラスの防音性能について

防音性能だけを比べればやはり防音ガラス

防音性能と書いてますが、このような比較の場合、遮音性能と書くほうがより正確です。ただ、当ホームページでは随所に防音という言葉を使っておりますので、分かりやすさを優先して防音性能でとおします。
単板ガラスで比べれば、当然厚みのあるガラスほどガラス自体の防音性能は高いです。3ミリよりも5ミリ、5ミリよりも6ミリと、だんだんと防音性能はあがっていきます。ただし一般的な単板ガラス用のサッシでは、せいぜい6ミリ厚のガラスまでしかはめ込むことが出来ません。従ってガラスによる防音を考えるのであれば、真空ガラススペーシア防音合せガラスソノグラスへの交換か、もしくは断熱内窓インプラスへの交換がお勧めです。複層ガラスは正直にいって、あまり防音には効果を発揮しません。
では真空ガラススペーシアと、防音合せガラスソノグラスではどちらのほうが防音性能が高いのでしょうか。結論からいえば、防音合せガラスソノグラスのほうが、こと防音性能だけを見れば優秀です。ただし真空ガラススペーシアは防音の他に、結露、断熱という別の面での効果がありますので、お客様のニーズ、お困り事の内容、ご予算などによってお選び頂くのがよろしいかと思います。
断熱内窓インプラスは、防音、結露、断熱のすべての面において高い効果を発揮しますが、窓が二重になりますので、当然風を入れるには二枚とも窓をあけなければならず、操作性の面で少々面倒なのと、見た目がやはりややゴツい印象を受けます。

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意外と見落としがちな換気口

換気口にも防音対策を!

窓を閉めてても音が出入りしてしまう箇所があります。壁についている換気口です。
密閉性の高い現代の住宅では換気口は開放しておいた方が良いのですが、空気の出入りと同時に音の出入りも許してしまいます。意外と見落としがちなのですが、音は換気口のようなちょっとしたすき間からでも出入りします。
せっかく窓の防音対策を施しても、換気口から音が漏れてしまうようでは、そもそも窓の防音対策の意味がありません。窓の防音対策と同時に、換気口も防音タイプのものがありますので、そういったものに交換することをお勧めします。

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