建物裏側の死角にある窓。防犯対策としてYKKの高強度面格子を 設置しました。CPマーク付きの最高強度クラスの面格子です。(東京都世田谷区Y様邸)

世田谷区Y様邸防犯高強度面格子設置前

リフォーム前
世田谷区Y様邸防犯高強度面格子設置後

リフォーム後
窓の防犯対策には防犯合わせガラス、防犯フィルム、面格子など色々な施工方法がありますが、今回世田谷区のY様邸ではお施主様からなるべく強度のある面格子を取付けたいとのご要望をいただき、YKKの高強度面格子FLAを設置させて頂きました。

高強度面格子FLAシリーズは、通常のよくある面格子とはます桟の太さが違います。幅2cm、奥行3cmの桟は、容易に曲げたり切断したりする事が出来ません。取付ブラケットもネジが隠れるようにカバーされていて、外に出ているネジはワンウェイねじといって、一般的なプラスドライバーでは外す方向(左周り)に回せないのです。

容易に回せないワンウェイねじ
今回使用したYKKの高強度面格子はCPマーク付きの商品です。CPマークとは、簡単にいえば、通常の商品よりも防犯性能の高い建物部品につけられる認定マークのことです。ここ最近、住宅や店舗、オフィスなどの建物に侵入するとても凶悪な強盗や窃盗が増えてきており、防犯性能の高い部品の開発や普及を目的として、平成14年11月25日に、警察庁、国土交通省、板硝子協会、日本サッ
シ協会、日本建築家協会、ベターリビングなどで構成される、官民連携の会議体がされました。CPマークはこの官民連携会議で公表する「防犯建物部品目録」に記載された商品にだけ貼り付けが許された、いわばお墨付きのマークなのです。

CPマーク
窓の防犯対策は、建物の正面側よりも、裏側を最重要視すべきです。今回のY様邸も建物正面の窓は道路に面しており、それなりに人の往来もあることから、防犯対策の優先度合いとしては、やはり正面よりも死角になっている裏側の窓に対策を施すことにしました。

窃盗犯は必ずといってよいほど、下見をしています。行き当たりばったりで、通りがかりの家に侵入することはまずありません。泥棒が狙う建物の条件として、人通りが少なくて人目につきにくい、逃げやすい、建物に死角があって表から見えにくい、面格子が付いていない窓がある、といった共通点があるようです。

従って、建物裏側の死角にある窓には面格子の設置が大変効果的です。とにかく、泥棒は時間が掛かること、人目につくことを嫌がる傾向がありますので、人目につきにくい裏側の窓には、侵入するのに5分から10分以上掛けさせるような対策を施しておくと、泥棒が犯行をあきらめる確率が上がるということです。

まずは泥棒の侵入手口、方法をしっかりと知って、それに応じた要所要所の防犯対策がとても大事ということですね。

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