少し手軽な窓まわりの省エネリフォーム

 

ガラスにシートやフィルムを貼ってみる

窓の省エネ、断熱、結露対策リフォームというと、いの一番に二重内窓の取付けや、真空ガラススペーシア、複層ペアガラスへの交換といった方法が挙げられますが、コスト的にも工法的にも、より手軽で簡便な方法として、窓ガラスに断熱効果のあるシートを貼るという方法があります。
窓ガラスからは、春から夏場に向けては日射熱が室内に入り込み、逆に冬は窓ガラスから多くの熱が逃げていきます。これを防ぐには、窓ガラスの表面に動かない空気の層をつくればよいのです。よくお菓子やクッキーの箱に入っているプツプツした丸い空気の層があるフィルムにもう1枚ポリエチレンのフィルムを貼り合わせた「窓ガラス断熱シート」という商品があります。これをハサミで切って両面接着テープで貼れば、断熱効果が得られます。
窓ガラスの省エネ化は冬だけではありません。夏の冷房効果も考え、直接強烈な太陽光線をカットするフィルムもあります。もちろん複層ガラスや窓ガラス断熱シートも冷気を外に逃がさないという意味で十分夏期においても効果がありますが、直接西日が入るところの窓には、一般的に「ハーフミラーシート」といわれているアルミ蒸着のフィルムを貼るのが効果的です。このフィルムは、光を50%から80%力ットして熱の侵入を防ぐもので、鏡のように全面的に光を反射しないのが特徴です。

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