単板ガラス用サッシ大幅縮小の方向へ

 

トステムは複層ペアガラス用サッシに注力

昨今の世界的なCO2削減規制や住宅の省エネ化、また住宅エコポイントや窓の断熱性能表示制度の改正等の影響から、単板ガラス用サッシの用途が限定的になってきました。このような時代の流れを受けて、トステムでは2011年5月までにデュオSG、アトモスシリーズなどの単板ガラス用サッシの一部品種の販売を終了することとし、今後はデュオPGなど複層ペアガラス用サッシ中心の販売戦略に切り替えていく方針を打ち出しています。
今のところ他メーカーが追随する動きは見えませんが、YKKや三協立山アルミなどもいずれ同様の動き方をしてくるものと思われます。ここ数年、窓の断熱、遮熱、結露といった言葉がキーワードとなり、複層ペアガラスがもてはやされる傾向はありますが、時代の流れとはいえまだコスト優先で単板ガラス用サッシを使用したいというニーズは、そこここにあると感じています。主要な窓種だけはしばらくの間は単板用も残して欲しいものです。

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