東京都K市在住のU様邸では、長年悩まされてきた窓ガラスやサッシに発生する結露を解決するべく、8枚のガラスを真空ガラススペーシアに交換させて頂きました。U様がお住まいのマンションは周囲に建物を遮るような物が無く、吹きさらしの風がいつも窓面に当たっている状況でした。こうした立地の場合、室内の温度と室外お温度差が生まれやすく、引いては窓ガラスやサッシのフレームに結露が出来やすい場合が多いです。
こうした条件下ではキッチンに近い位置の窓や、加湿器を付けることの多いリビングルームや寝室などの窓ガラスにはビッショリと結露が発生します。これを食い止めるには、窓ガラスの断熱性能を高めて、室内と室外の温度差を抑えることが必要です。
真空ガラススペーシアは、一般的な室内の住環境、室内温度が20度、湿度が60%の場合で、室外温度がマイナス20度程度まで下がらないとその表面に結露は発生しません。冬場の結露対策としてこれ以上に強力なガラスは他にありません。
窓の断熱性能が高いということは、光熱費を抑えることにも繋がります。これまでは断熱性が高いと言われてきた複層ペアガラスと比較しても、真空ガラススペーシアは約20%程度の光熱費を抑えられます。複層ペアガラスを使用していたお住まいで、仮に10万円の光熱費が掛かっていたとしたら、これが8万円程度に抑えられるということになります。
このような断熱性の高く、エコ・省エネにつながるガラスへの交換工事は、国や自治体が予算を付けて、助成金を交付しています。今回のU様邸でも東京都の助成金、「家庭における熱の有効利用促進事業(高断熱窓・ドア)」を申請することにしました。
東京都の説明によると、「この助成金は内の既存住宅に設置されている窓及びドアを、高断熱窓及び高断熱ドアに改修する方に対して、その経費の一部を助成することにより、家庭における熱の有効利用を推進します。」とのことで、2020年の1月時点で、工事経費の3分の1が助成されることになっています。この助成率は断熱リフォームをされるかたにとっては大変大きいです。仮に30万円掛かる工事として、そのうち10万円が助成される計算です。
国や自治体の助成金は併用できることが多いですが、各助成金同士でタイミングよく申請の締め切りや工事完了の締め切り時期が合えばよいのですが、時期が合わずにずれてしまうこともしばしばあります。
弊社では助成金の申請代行も承っております。お客様ご自身で申請されるかたもいらっしゃいますが、一部の助成金制度では申請書の作成、添付資料など複雑で難しい場合もありますので、そのような場合はお手伝いさせて頂きます。