ここ1週間くらいのうちに東京も急激に寒くなってまいりました。先週までは気温20度近くの日もありましたが、今週になって急に気温一桁台にまで下がり、体にもこたえます。と同時に、我が家も、当社の事務所もうっすらと窓ガラスに結露が付くようになってきました。毎年の恒例ですが、ありがたいことに12月の声を聞くと、真空ガラススペーシアへの交換や、インプラスなど内窓設置のお問い合わせ、お見積り依頼件数がググっと目に見えて増えてきます。
目黒区のN様からもメールで真空ガラススペーシア交換についてお問い合わせを頂き、現地訪問前に概算金額をお伝えしたところ、すぐに現地見積りに来て欲しいとご依頼を頂きました。現地で色々とお話しを聞きますと、とにかく北側の窓が寒く、すき間風というよりは、ガラス面からヒヤっとした冷気が感じられて、夜眠るのにも差しさわりがあるぐらいだそうです。
それに加え、乾燥も感じられて加湿器も付けるために、毎年サッシ枠、ガラス表面は結露でビッショリになるとのこと。こうしたケースでは真空ガラススペーシアへの入れ替えで、窓全体の断熱化をすることが、もっとも有効、かつ重要な対策となります。
真空ガラススペーシアの原理は、いわゆる魔法瓶と同じで、熱の「伝導」、「対流」、「放射」といった3つの熱伝導を、2枚のガラス間に封じ込められた真空層と、LowE膜という特殊な金属膜で抑えます。
真空ガラススペーシアは価格も高めのガラスで、お家1棟分をまるまるスペーシアに交換すると、うん十万円単位の工事になる事が多いですが、それでもその快適性や光熱費が下がることなどを考えますと、間違いなく費用を掛けるだけのことはあります。
今では条件さえ合えば、東京都の「家庭における熱の有効利用促進事業」という助成金も利用でき、工事経費の3分の1が補助されます。N様もこの助成金を活用する前提で考えておられたので、助成金申請までトントン拍子に進めることが出来ました。