先進的窓リノベ2024の補助金消化の進み具合は2023年の時に比べてとてもゆっくり?インプラスの納期もとても落ち着いています。

昨年度2023年に続いて今年度も住宅省エネ2024キャンペーンが環境省、国土交通省、経済産業省の旗振りのもと進められています。住宅省エネ2024キャンペーンは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する4つの補助事業の総称です。

弊社ではこのキャンペーンの対象商品として、特に内窓インプラス内窓プラマードU真空ガラススペーシアを3つの柱と位置づけ、世田谷区を中心に東京都内、神奈川県、埼玉県、千葉県エリア一体で営業活動をおこなっています。

住宅省エネ2024キャンペーンの目玉事業として、2024年03月29日から交付申請の受付が開始された2024年度の先進的窓リノベ補助金ですが、2023年度の時と比べると、どうも予算の消化率がゆったりとしているといいますか、極端にいえばなかなか予算が減っていかないぐらいのとてものんびりとしたペースで進んでいる印象です。

2024年10月5日の段階で予算に対する補助金申請額の割合はまだ37%となっています。本当に「まだまだ」という印象です。2023年度の時期にはこの時期すでに予算の70~80%くらいは消化されてしまっていて、もう11月くらいには予算が消化されきってしまって申請が出来なくなるのでは?という様な噂めいた情報も流れて、弊社へのお客様からの問い合わせ件数も工事件数もとても多い時期でした。

いくつかの理由があるのだと思いますが、2024年の特に建築資材やリノベーション費用の値上がりが影響している可能性を感じています。メーカーの値上げはここ1年の間にも2回ほどありましたし、作業に従事する職人さんの人権費も高騰してきています。

こういった経済状況の影響で補助金を利用してもリノベーション全体の費用がアップしてしまい、各ご家庭にとって負担が大きくなるので、補助金の利用を控えるといった連鎖反応になっているのかもしれません。

また、補助金額が減額されたことも影響している可能性があります。具体的にいえば、例えば内窓インプラスの設置に関する補助金が2023年の時と比べてざっくりですが約20%くらいは減額されていて、内窓インプラスのLサイズの窓に対する補助額が2023年では¥84,000であったのに対し、2024年では16,000円減って¥68,000となっています。お客様にとってみればやはり補助金全体の魅力も少し薄らいだ印象があるのかもしれませんね。

ただし2023年の時もそうでしたが、終盤になってくると駆け込み需要が急増します。これまでの予算消化は比較的ゆっくり進行していたものの、年末に近づいてくると申請が集中し、10月~11月にかけて予算の消化率が上がってくると、予算の上限が近づいてきた感がでてきて一気に申請の申込みが増えるからです。

2024年の補助金で断熱窓リノベーションをご検討中のお客様は、補助金申請が間に合わなくなるようなことのないよう、常に窓リノベ補助金のホームページで公開されている予算の消化率をチェックしていただき、お早めにリノベーション計画を進めていただければと思います。

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