「LDKの開口部断熱改修」・「高効率給湯器へ交換」でもフラット35リノベを活用できるようになりました
【フラット35】リノベとは、中古住宅を購入して性能向上リフォームを行う場合か、住宅事業者により性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入する場合に、【フラット35】を借り入れる金利を一定期間引き下げるという制度です。金利の引き下げ期間が10年間の金利Aプランと、5年間の金利Bプラントがあって、いずれも「省エネルギー」、「バリアフリー」、「耐久性・可変性」の4項目ごとに基準となるハードルが設定されています。例えば金利Aプランの「省エネルギー」の項目では、認定低炭素住宅にリフォームされていることとか、性能向上計画認定住宅にリフォームされていること、といった色々なハードルがあって、どれか1つ以上の基準を満たすリフォームを実施した住宅のみ、金利優遇の恩恵にあずかれるという事になっています。
2018年4月から制度の変更が実施され、金利AプランBプランともに、金利引き下げ幅が年▲0.5%になるとともに、金利Bプランの「省エネルギー」に新しい基準が追加されることになりました。プランBに新たに加わった基準とは
・全居室の開口部に一定の断熱改修が実施された住宅
・全居室の開口部および住宅全体の床、外壁、屋根(天井)いずれか1ヵ所以上に断熱改修が実施された住宅
・LDKの開口部の断熱改修が実施され、かつ、1種類以上の高効率化等設備への交換が実施された住宅
・LDK以外の居室1室以上の開口部の断熱改修が実施され、かつ2種類以上の高効率化等設備への交換が実施された住宅
の4項目です。これまでの【フラット35】リノベに比べて、4月からの制度はよりお手軽に金利優遇の恩恵にあずかれるようになり、より幅の広いユーザー層が【フラット35】リノベを活用できるようになりました。
弊社が手掛けるリフォームでいえば、LDKの開口部にリクシルのインプラスや、YKKのプラマードUなどの内窓設置や、高断熱サッシへのカバー工法交換を実施すると同時に、エコジョーズやエコキュートなどの高効率給湯器への交換を実施すると、新たな基準の対象となります。以前は断熱等性能等級4の住宅にしないとダメとか、一次エネルギー消費量等級4以上の住宅でないとダメとか、結構ハードルが高かったのですが、今回の制度改正はよりお手軽な方向に向かっています。